ブレーキホースの交換
次は純正ブレーキホースから、新しく短い長さのブレーキホースに交換していきます。
僕が今回新しく用意したのは700mmのブレーキホースなんですが、結論からいうと結構ギリギリの長さになってしまったので、もしこれから買う人は750mmの長さを買うことをおすすめします。
ブレーキホースの交換するために、まずは古いブレーキフルードを抜く必要がります。
ちなみにブレーキフルードは誤って車体にかかってしまうとそこから塗装が剥がれるので注意してください。
また手にかかっても皮膚を痛めるので、必ずゴム手袋を着用した状態で慎重に作業を進めてください。
途中でもしブレーキフルードが車体や皮膚にかかったら、すぐに水で洗い流してあげればOKです。
それでは古いブレーキフルードを抜いていきましょう。
まず、ニップルについているキャップを外し、
そのニップルにホムセンなどで売られている耐油のホースを取り付け、ペットボトルなどの受け皿を用意しておきます。
このときあらかじめメガネレンチを通しておくと後々の作業がやりやすいです。
次に、ニップルのナットを緩めて、ブレーキレバーを握ります。
何度か握っていくうちに、次第にどんどんブレーキフルードが抜けていきます。
ブレーキレバーを握っても出てこなくなったら、ホースに注射器を取り付け、残ったブレーキフルードを完全に吸い出します。
完全に吸い出したらニップルのナットを締めておきます。
次にマスターシリンダーの蓋を外します。
ブレーキフルードが周りに垂れないように必ずウェスを巻いておきましょう。
蓋は二重構造になっているので、中に入っていたゴム製の蓋は水で綺麗に洗ってよく乾燥させておきます。
マスターシリンダー内にブレーキフルードが残っている場合はウェスで綺麗に拭き取っておきましょう。
次にキャリパー側でつながっているブレーキホースのボルトを外し、ブレーキホースを取り外します。
このときもウェスを添えながら取り外すと安心です。
マスターシリンダー側のボルトも同じ要領で外し、
ブレーキホースを完全に取り外すことができました。
ここで取り外したワッシャーは再利用せず、必ず新しいワッシャーを使うようにしてください。
古いワッシャーを使うと、ワッシャーが密着せずにオイル漏れしてしまう可能性があります。
取り外したブレーキホースで再利用するパーツは、車体に固定するホースガイドのみ。
では次に新しいブレーキホースを取り付けていきましょう。
まず、キャリパー側にとりつけるのはこっちの少し角度がついた方。
ここにドレンボルトと新品のワッシャーを通し、
キャリパーにブレーキホースを取り付けます。
マスターシリンダー側も同じ要領で取り付けてください。
キャリパー・マスターシリンダーにホースを取り付けたら、先ほど純正ホースから取り外したホースガイドを使って忘れずに固定しておきましょう。
ブレーキホースを取り付けたら、次は新しいブレーキフルードをマスターシリンダーから入れていきます。
マスターシリンダー内にブレーキフルードがいっぱいになったら、ブレーキレバーをゆっくり握ります。
勢いよく握るとフルードが飛び散るので必ずゆっくり握ること。
そうするとキャリパーにフルードが流れていくので、減った分をまたマスターシリンダーに継ぎ足します。
このとき、マスターシリンダーが完全に空になることがないように、フルードが流れていく穴が常にフルードに浸かっている状態をキープしながら継ぎ足していくことがコツ。
そうすると空気が入らないのでこの後のエア抜きが楽になります。
ブレーキレバーを握ってもフルードが減らなくなったら、次はエア抜きです。
ブレーキレバーをしっかり握ったまま、ニップルのナットを緩めます。
そうすると空気と一緒にフルードが出てくるので、またすぐニップルのナットを締めます。
ニップルを締めたらブレーキレバーを離し、マスターシリンダー内で減ったフルードを継ぎ足します。
これを何度も繰り返し、気泡が出なくなるまで続けます。
ある程度気泡が出ないことを確認したら、ニップルからホースを外しキャップを取り付けます。
次にブレーキレバーをゆっくり何度も握って、マスターシリンダー側から小さな気泡を抜いてあげればエア抜きは完了です。
最後にマスターシリンダーの蓋をしっかり取り付けて、
ブレーキホースの交換は完成です。
最後にしっかりブレーキが効くかどうかの確認も忘れずに必ず行っておきましょう。
ブレーキレバー・クラッチレバーの交換
ハンドル周りを黒に統一したことで、純正のシルバーのレバーが少し浮いて見えるので黒のレバーに交換していきます。
まずブレーキレバーから進めていきます。
純正レバーの取り外しは、付け根のボルトを1本外すだけでOK。
その際、レバーにはスプリングが取り付けられているので、飛び出してしまわないように注意しながら取り外してください。
レバー根元のネジも取り外して再利用します。
新しく交換するレバーにスプリング・ネジを取り付け、
ボルトにグリースを塗ってからレバーを取り付け固定します。
これでレバーの交換は完成。
クラッチレバー側はまずクラッチワイヤーを外すことと、
最後にレバー可動部にグリースを塗ることだけに注意すれば、あとは同じ要領で交換できます。
ハンドルグリップの取り付け
新しく交換したハンドルに、純正グリップをそのまま再利用して取り付けていきます。
用意するのはボンドだけ。
ボンドも専用のボンドではなく、ホムセンなどで売られている汎用ボンドでOKです。
まずはスロットル側から。
ハンドルにスロットルを通し、スロットル本体にボンドを薄く塗布しておきます。
ボンドは塗りすぎても意味がないので、本当に少し塗るくらいでOKです。
あとはこれにグリップを装着するだけ。
グリップは回しながら滑り込ませるようにすると装着しやすいです。
クラッチ側も同じ要領で、今度はハンドル本体にボンドを塗ってグリップを装着してあげればOKです。
バーエンドミラーの取り付け
純正のハンドルミラーを、バーエンドミラーに交換していきます。
まず純正のミラーを取り外し、空いたネジ穴は適当なボルトを入れて蓋をしておきます。
次に新しいミラーを用意します。
今回新しく取り付けるのは、バーエンドに差し込んで固定するタイプのミラー。
取り付けも簡単で、バーエンドに差し込んでネジを締めるだけで難なく取り付けることができました。
まとめ
今回はアップハンドルからフラットハンドルという、大幅にポジションが変わるハンドル交換になったので、バイクの雰囲気もガラリと変えることができました。
ハンドル周りが引き締まってとてもいい感じです(^ω^)
次はスピードメーターを交換する方法について紹介します、お楽しみに!
それではまた、よいバイクライフを!
こんにちは、イトーです。ドラッグスター250のボバーカスタムについて、今回はスピードメーターを社外品に交換する方法を紹介します。スピードメーターの交換には電気系統の配線をいじる必要があるので、配線のつなぎ方がわからない方は[…]
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