こんにちは、イトーです。
突然ですが、みなさんは「フグ」を食べたことがあるでしょうか。
僕はといえば、28年間生きてきて、恥ずかしながら一度も食べたことがありません。
いや、そういえば小さい頃に一度だけ両親に食べに連れていってもらったことがあるような気がしますが、味も食感も全く覚えていないので、これはもうハッキリ言って食べたことがないと言っても過言ではないでしょう。
ではなぜフグを食べない人生を送ってきたのか。
だって怖くない…??
毒あるんでしょ…???
しかも死ぬレベルでやばい毒なんでしょ…????
そのくせ高い…わざわざ高いお金を払ってまで危険物を食べるなんて、常軌を逸しているとしか思えません。
一説には、フグを安全に食べれるようになるまで、1人がまるごと食べて死に、それを見た1人が「目玉がダメなんだ」と思い目玉以外を食べて死に、またそれを見た1人が「目玉じゃなくて皮がダメなんだ」と思い皮以外を食べて…といったサドンデスリレー方式で毒のある部位を特定したという話があります。
なにその異常な執念!?
1人死んだら普通そこで「これはヤバイ食べ物だ」ってなるでしょ!!!
そこまでして食べたいほど美味しかったのか…??
そんなに美味しいのなら、これまで食べるのを避け続けてきた僕もちょっと興味が湧いてくるじゃありませんか。
フグで有名な山口県下関市の唐戸市場
さて、今日はそんなワケで九州を飛び越えて、ふぐの名産地として有名な山口県下関市にある唐戸市場にやってきました。
唐戸市場は、地元の漁師さんたちが獲ったり育てたりした魚を直接販売してくれる市場です。
とくに見どころは、週末・祝日限定で開催されるイベント「活きいき馬関街(ばかんがい)」で、この日は多くの海鮮屋台が市場に並びます。
これらのところひしめく屋台では、旬の魚やその日揚がった新鮮な魚をふんだんに使った寿司バトルが開催されています。
もちろんお寿司だけではなく、刺身や海鮮丼、揚げ物など、これでもかというほどの海鮮料理をとっても安く味わうことができます。
人生初のフグ刺し
ということで、数ある屋台の中から選りすぐりの一品を買いあさり、早速食べていきたいと思います。
まずは何から食べてやろうか…
やはり今日一番のお目当てであるフグ刺しから食べることにしましょう。
こちらが下関で獲れた天然のフグ刺し。
お値段600円!安い!!
これなら庶民でふぐ童貞の僕でも気軽に食べれるというものです。
さてお味のほどはいかに…!?
もみじおろしをチョイと乗せ、ポン酢にサッとくぐらせ、パクリ。
クニクニとしたほどよい食感で、噛むほどに溢れ出してくる旨味がポン酢の酸味と交わり、なんとも爽やかな味わいが口の中に広がります。
なるほど、これがフグか…!!
これは確かに死を押してでも食べたく……とはやっぱりならないけれど、とにかくこんな美味しいものを後世に伝えてくれた先人の勇者たちには感謝しかありません。
ちなみに一気に3切れくらい大人食いするとさらに幸せになれました。
また、フグだけでなくお寿司もネタが新鮮でめちゃウマでした。
しかもデカくて安い!
売られているお寿司はほとんど一貫100円台で食べれます。
調子に乗って特大サイズのエビフライまで買っちゃいました。
お値段300円!
サクサクのプリプリで美味しかったです。
あとノドグロのお寿司を初めて食べたんですが、これもまた衝撃のうまさでした。
肉か?と思うほど脂が乗っており、口に入れた瞬間とろけて濃厚な旨味が口いっぱいに広がりました。
ただお値段も衝撃で、一貫500円もしました…!贅沢…!!
ちなみに市場の裏はすぐ海が広がっており、九州と本土を結ぶ関門橋を眺めながら食べることができました。
まとめ
こんなわけで人生初のフグを食べてきたわけですが、いやあ、いいですねフグ!
なんだか世界が広がった気がします。
唐戸市場も活気があってすごく楽しかったです。
もし唐戸市場に行く際は、活きいき馬関街が開催される金曜・土曜10時〜15時、日曜・祝日8時〜15時の間に行くことをオススメします。
それでは今日はこのへんで!
唐戸市場
〒750-0005 山口県下関市唐戸町5−50